エッセイ

推し活・推すのは自分だ!!

なんだかはやってるみたいですねえ。 自分の好きな「ヒト」「モノ」「モノゴト」を応援することで満足感を得ようという活動でしょうか。 これは私見ですが、どうせなら誰かを推すより自分を推してみたらどうでしょうか。 アイドルだったらいつかいなくなって…

YouTube等の動画・音声メディアの隆盛に思うこと

SNSを含めて、これほど多くの画像や音声を主体にしたメディアがあふれている時代もなかったのではないでしょうか。 これらが受け入れられたのは、その情報伝達の方法にあるといっていいでしょう。 文字媒体と違うところは、情報の受信者に解読の労力が非常に…

ノーボーダーはどこ行った

21世紀の初め、これからはノーボーダーだ、というようなことが言われていました。 グローバル化だ、垣根がなくなるんだ、と。 ところが、現在では分断がさまざまなところで現れ、人びとは自分の”位置”にこだわるようになりました。 ある意味では当然かもしれ…

万年筆 作家シリーズ

万年筆には作家シリーズがありますね。 日本のメーカーではほとんど無いのではないかと思いますが、海外のもので、モンブランの「ヘミングウェイ」とか、有名じゃないですか。 日本メーカーだと、もう10年くらい前になるかもしれないですが「漱石」というも…

橋渡しの仕事

世の中にはいろんな仕事があると思います。 問題を解決することや、現状を維持すること、改善すること。 さまざまですね。 そんな中で、音楽家というのは興味深い存在です。 たとえばクラシック音楽を弾く人びとというのは、現代と過去を橋渡しする仕事だと…

自動で書かれる記事

今現在は、記者やライターが記事を書いてメディアは発信していますね。 ですがそれがいつまで続くでしょうか。 そのうち、事件の一報を発見したAIが自動で記事を生成し、ウェブに載せるようになると思います。 どの記事を誰に届けるかということも、AIが自動…

司馬遼太郎の動画を見て思う

作家さんが影響力を持っていた時代、そういうのが平成の初めごろまであったでしょうか。 今の作家さんは売れている人はいても、その人自体が社会へ影響力を与えるほどの力はないようです。 司馬遼太郎さんは、小説家でした。 しかしながら、同時に評論なども…

ボーダーコリーについて

さまざまな犬がいる中で、わたしが一番好きなのはボーダーコリーです。 最初に出会ったのは、今から15年ほど前のことです。 それはそれは美しい犬で、同時にあまりの活発さに手を焼きました。 3歳でようやくパピーを脱するなんていわれていましたが、確かに…

1秒の違い

子どもと大人では時間の長さが違うといいますね。 厳密な物理のお話というよりは、精神的な面のお話でしょうか。 確かに、わたしは自分にとって年々1秒というものが速くなっている気がします。 昔感じていた1秒と今感じている1秒はどうやら違うように思うの…

手削りか、削り器か

エンピツをナイフで削るのが好きなのですが、削り器で削ったものもやっぱり好きなんですよね。 どちらも好きなのでちょっと困るときがあります。 エンピツの一番いいところの1つは安いことでしょうね。 1ダースが500円~1000円出せばいい品質で手に入ります…

野蛮ってなあに?

ちょっとこれは偏屈な例になってしまうかもしれないのですが、テレビなどで「A5ランクのお肉です」と言っているのを見て「おいしそうだ」と思うのは野蛮ではないでしょうか? お肉というのは元は生きていたウシやブタやニワトリでして、スーパーに出現する赤…

七夕

エントリの日にちを見たら、七夕でした。 我が家では毎年近所のお寺から笹をもらってきて短冊を書くのが恒例行事です。 願い事はたくさんあれど、書くのは1つにとどめるべきか? これが個人によりけりです。 いっぱい書く人もいれば、1つだけ簡潔に書く人も…

異世界転生

「小説家になろう」というウェブサイトがあります。 小説を書きたい、読んでもらいたいという人は多いようですね。 わたしは小説を書いたことはなく、書き方というものがよくわかりません。 まあ、わたしの話は置いておいて、特にこういうライトノベルジャン…

素直に看護されるという能力

これはとても重要なのではないかと思います。 老若男女を問いません。 誰しもが、看護を必要とする環境に陥ることがあります。 そんなときに素直に看護者の言うことを聞き、治療に専念できるかどうかがその後のQOLに関わってくると言っていいでしょう。 それ…

演奏家は短命な仕事では?

芸術っていろいろな分野があると思いますが、ここでは演奏家に焦点を絞りたいと思います。 演奏家というのは、数ある芸術を生業とする人の中でも短命な仕事の1つと言えるでしょう。 演奏家は、作曲家が作った曲を演奏するのが仕事です。 演奏した音楽という…

気候変動としたたかなヒト~不凍海へ~

気候変動で北極海に凍らない部分ができているそうですね。 これによって新たな「北極航路」ができるそうです。 とても大きなことですね。 今まで大幅に回り道をしていたところを一気に北極海を突き抜けていけるようになるわけです。 これを聞いて、ヒトとい…

枯れる音楽

音楽では、特にバイオリン関係では「枯れた音」という表現を使います。 これは褒め言葉です。 バイオリンには4本の弦が張られていて、正面から見て左の弦へ行くほど低い音が出ます。 この低い音が出る弦を使って高い音を出すと出る音、これを一般的に「枯れ…

L字デスクの効用

わたしは自分の机としてにL字デスクを導入しています。 完全なLではないのですが座ったときに右横に出っ張ったスペースがある感じです。 L字デスクにしてみて、これが非常によいということを実感しました。 デスクの上を有効利用するということなのですが、…

制作者は楽しんでいるか?

今から20年ほど前のテレビゲームの状況を思い出すと、とても活気と可能性と楽しみにあふれていたような気がします。 今のゲーム業界は、「ゲーム」という立ち位置が確立してしまったためになんだか不自由そうです。 自由で高精細な3Dが作れるようになって何…

作家の時代の終わり

今回のお話は、読書離れとかワープロ原稿とかそういうはなしではありません。 作家というものが活躍する時代は終わったと感じる、そういうはなしです。 作家は、明治の終わりから平成半ばまでその存在自体が巨大なものでした。 発言力があり、その作品は広く…

オーケストラはフルマラソン

これを読んでいただいている人の中で、コンサートに出演したことのある方はいらっしゃるでしょうか。 わたしはアマチュアオーケストラの演奏会に出演したことがあり、そのときのことを思い出すとずいぶん頑張ったものだなあと思います。 演奏会、それもオー…

自らの年齢というコモン・センス

ある程度年を取ってから若い人を見ると、自分は年を重ねたのだなと思うものです。 その年を重ねたという事実を認識すること。 それはありのままということなのですが、ありのままというのは時として残酷なものです。 年を重ねるということは必ずしも楽しいこ…

地元にホールがあるか

市民の教養といいますか、さまざまな知識をはぐくんだり、興味関心を持って楽しめる場所を提供すること。 これが公共の施設の役割の1つではないでしょうか。 たとえば博物館は、世界のさまざまな資料を展示して、子どもに限らず幅広い年代へ学校だけでは補え…

音楽が宝物になるとき

いろいろな音楽が、わたしの中には宝物として残っています。 最近では「ザナルカンドにて」という曲が印象深いです。 ザナルカンドというのは架空の地名なのですが、この曲名が素晴らしいと思います。 旋律も当然美しいのですが、まるで思い出そのものを音楽…

気候の読み手

家庭生活に熟練した犬は、とても良い環境指標になります。 彼らはその家の中で、もしくは過ごしているその場で最も快適な場所を常に指し示してくれます。 より正確に言うと、彼らは冬には常に最も暖かいところ、夏には最も涼しいところにいるのです。 犬たち…

目的のある文・ない文

どちらも書くことがあるのですが、どちらも好きです。 目的があるならあるなりにそれは楽しいですし、このブログのように書きたいことをつらつら書くだけでもわたしは楽しいです。 たぶん、わたしの経験では新聞・雑誌への投書が「目的のある楽しい文」です…

映画は時代の鏡

少し前の映画かもしれませんが『ダイバージェント』というものがあったと思います。 この映画のことを初めて聞いたとき、不思議な思いがしたのを思い出しました。 現代では「ダイバーシティ」、つまり「多様性」が認められるべきだという流れが主流です。 と…

何を疑問に思ってもいいんだヨ

日曜日に放送している「子ども電話科学相談」をときどき聞いています。 この番組しろ、なんにしろ、子どもたちに「何を疑問に思ってもいいのだ」と知ってほしい。 そう思うのです。 わたしの経験から考えるに、子どもたちにとって「疑問に思う」ということ自…

書くべきは

書かなきゃいけない、となると案外面倒なものです。 書かなくていい、そういう自由なときこそ書きたくなる。 これは不純でしょうか? この文章は初めて「はてなブログ」から投稿するのですが、果たして。 かつての読者さんたちはこちらまで来てくれるのでし…

お盆

夕方、窓辺にたたずんでいると迎え火の松のにおいが漂ってくる。 近くの駐車場を見ると、訪問客の車が群れている。 時折人が乗り降りしてはあいさつを交わす。 皆、軽装の喪服で、暑そうにハンカチで額を拭いている。 ふと風のにおいに魚を焼くにおいが混じ…