素直に看護されるという能力

これはとても重要なのではないかと思います。

老若男女を問いません。

誰しもが、看護を必要とする環境に陥ることがあります。

そんなときに素直に看護者の言うことを聞き、治療に専念できるかどうかがその後のQOLに関わってくると言っていいでしょう。

それと、看護する人の負担も素直な患者かどうかによって大きく変わるはずです。

すなわち、病気になったら無理せず言うことをよく聞いて寝てろ、ということに尽きると言っていいでしょう。

「いや、自分は大丈夫だ」

「そんなことしてもらう必要は無い」

そういった気負いが、病気の時は危険です。

自分だけでなく、周囲の人にも病気をうつしてしまうかもしれません。

老若男女と言いました。

文字通りです。

どんな世代でも、どんな性別でも、看護されるときは素直に言うことを聞き、聞かれたことには素直に答えるということが必要なのです。

こういう能力は、学校教育で教えているかどうかは不明です。

暗黙知とも言えるかもしれません。

当然と思われているけれど、根拠に基づいた「素直さの必要さ」という教育が行われているかどうかは、わたしは知りません。

少なくともわたしが小学生の時は「病院の受診の仕方」なんて習いませんでした。

道徳の授業で「素直であれ」というようなことを言われた気がしますが、それが日常生活に役立つものだという知識はもらっていない気がします。

この力は必要です。

年を取るとガンコになるとか言ったりもしますし、若いうちは無理をしがちかもしれません。

それはどちらの側にもありうることです。

看護される立場になったら、素直に過ごしましょう。