スペースX社の宇宙コンサートの絵

とてもイマジネーションにあふれたいい絵だったと思います。

わたしはとても想像力を刺激されました。

なぜバイオリンを弾いている人が左右逆の手で持っているのかとか、無重量空間で松ヤニはどうするのかとか、メッセージに富んだ絵でしたね。

弓と楽器を持つ手の左右逆は単に絵を描いた人の知識が足りないだけかもしれませんし、もしかしたらこの画像を反転してみろという意味もあったのでしょうか。

わたしが一番気になったのは無重量空間でバイオリンを弾くということでした。

まず、松ヤニから言うとあれが飛び散ったら危険です。

かぶれる物質ですから、呼吸器や目に入ると面倒だと思います。

肌についただけでもかゆくなってしまいますし。

そしてよくよく考えると一番の問題は物理的なものになるでしょう。

重力の束縛をなくしたバイオリン弦は、鳴らしたが最後鳴り続けます。

もちろん手で押さえたり別の音を弾けばまた違う音になるのですが。

ということはつまり、G線をずっと鳴らしたままE,A,D弦を自由に行き来するなんてこともできるわけですね。

もしかしたら、遠い将来に宇宙で演奏する楽器奏者のために音大で「宇宙空間弦楽器奏法」なんて授業があるかもしれませんね。

いい絵でした。