わたしは今から15年ほど前にさまざまな犬のブログを毎日10個くらい読んでいました。
これはとある事情からなのですが、勉強になることが多かったです。
それからこの時期はブログブームとも重なっていまして、いろいろな人気ブログが乱立していたのでした。
ここでポイントになるのは「犬ブログ」というところでしょう。
犬というのは平均寿命が15歳ほどです。
――そうです。つまりこの頃ブログに登場していた犬たちのほとんどはもう生きていないのです。
15年ほど前に必死でブログを読みあさり、それから4年ほどすると特にブログを読むという習慣もなくなりました。
今から3年ほど前ですが、かつて読んでいたブログのブックマークを辿ってみたことがあります。
3年前の状態でも、案の定ほとんどのブログが更新を停止するか、犬は死んでしまって飼い主さんがブログだけ続けているという形がほとんどでした。
犬とともに暮らしているだけでなく、10年以上の歳月がたっているわけですから、仕事やさまざまな事情で住んでいる場所が変わっていたり、月日がたっていたのを感じさせられました。
犬をキーワードに他人の人生を垣間見ていたわけですが、実際にとても多様な生活がそこにはありました。
ブログの更新をやめてしまった方も、単に犬が年を取ったとか死んでしまったからとか単純な理由ではないかもしれません。
今ではブログというよりもSNSへ情報発信の主体は移りましたし、そういう意味でブログを続ける人も少なくなったのでしょう。
一時期はあれだけ多かったブログも、少なくなりました。
それ自体は悪いことでもなんでもないのですが、時の流れを感じます。