人生100年時代だ、と言われています。
これは「現状では」もしくはあと「10数年は」というところではないかと思います。
なぜなら、100年生きるためにはまず健康な体を持っていることが前提条件だからです。
今現在、90歳100歳と生きている方々は、戦前戦中生まれですね。
この時代の生活は現代の日本とは全く異なっていたと言っていいでしょう。
食事は野菜と魚中心の質朴な日本食です。
そして子どもたちは屋外で体をいっぱいに使って遊んでいました。
ひるがえって、現代は食生活の欧米化、子どもの遊びの屋内化が進み、健康な体を持っている人の方が少なくなってしまいました。
この状態の日本人が、現在100歳の人と同じレベルで年を重ねることができるとは思いません。
つまり、今の若者が年を取ったところで、100歳まで生きられる人は少ないのではないかと思います。
100年時代というのは医療の進歩にも支えられてのことでしょう。
ですがいくら医療が進んでも治療を受ける体がもともとの健康な素質を欠いていれば、限界があるというものです。