デジタルでの絵描き

デジタルで絵を描こうとすると、まあ、ペンタブレットが必要ですね。

これって、慣れるまで3日ほどでしょうか、大変苦労します。

マウスとの勝手の違いにとても戸惑うのですね。

ところが、液晶タブレットというものが登場して久しくなりました。

こちらは本当に絵を描いている状態に近いですね。

わたしはモニター上で絵を考えられるほど画力があるわけではないので、まずラフは手書きです。

デジタルのすごさはその可塑性でしょう。

いくらでもやり直しが効く、ということの可能性の広さに驚きます。

それは単に1つ前に戻すだけではなくて、たとえば変形や色の調整など、手書きでは到底考えられない範囲に及びます。

これによってより便利な絵描きツールが手に入ったわけですが、絵を描くということは豊かになったのかどうか、それはまだ判断できないでしょう。

実際論として、伝統的な絵のコンクールは手書きが対象であることがほとんどです。

油絵にしろ、水彩にしろ、日本画にしろ、それらをデジタル上で作成しても評価してもらえません。

ピクシブのように自分の絵を公開して、そこから仕事を得ることもあるかもしれません。

こちらはむしろ実力が仕事に直結しやすく、コンクールで賞を取った人と比べてもお金が入ってくるかもしれず、絵の世界は難しいですね。