ここ最近のわたしはあまり新規に本を購入していません。
ずっと昔から持っている本や、10年以上の間読まなかった本を読み返すというようなことをしています。
本を買っていない理由はいくつかあります。
本の値段が地味に高いということ。
1冊の値段はそこまで高くありませんが、たとえば8巻セットの長編小説などを買うとけっこうな出費です。
それから場所を取ること。
紙というのは集まるとけっこうな重さになりますし、紙の束である本は場所を取ります。
わたしは基本的に買った本を売りたくはないので、ためておける場所があればいいのですがそんな都合のいい場所はありません。
結果的にどんどん本がたまっていってスペースがなくなってしまいます。
そして、新しい本に魅力を感じなくなっているというのもあります。
今後買う予定がある本も、今読んでいるシリーズの続編などですし、新規に本を開拓するというのは案外難しいです。
特定の好きな作家がいるわけではないので余計にそうなのかもしれません。
それから消費税10パーセントは結構痛いです。
本は生活必需品ではありませんが、人びとが情報を得て、生活を豊かにし教養を深めるための準生活必需品だと思います。
本だけは税率を別に定めてもいいのではないかと思います。
国を構成する人びとが育てられるのですから、本を読むことは奨励されるべきです。
日本は出版大国です。
世界中のありとあらゆる本が和訳されています。
それを買えないというのは損失です。
新しい本を読むことは新しい世界を冒険するのと同じです。
その可能性が、なんだか狭まっている。
そう思えてなりません。