TARO氏

日本のバイオリニストにTAROさんがいますね。

わたしは彼の音楽はいいと思います。

以前(と言ってもずっと前ですが)、CDを買おうとしてAmazonのレビューをチラと見たのですが、これがなかなか泥沼でした。

なんだか分かりませんが、バイオリンとはクラシックで崇高なものであるという考え方を持っている方が多いようでした。

そういう気持ちも分からないでもないですが、TAROさんの音楽はいいものです。

わたしが楽器を弾き始めてしばらくしてから、先生から弾きたい曲はあるかと聞かれた時がありました。

まったくわからなかった中、「エトピリカ」という曲名を聞いてなんだそれはと思ったのをおぼえています。

そもそもわたしは「エトピリカ」が葉加瀬太郎作曲ということすら知らなかったですし、曲自体「聞いたことがある」というレベルでした。

TAROさんの音楽は楽器の入門者にとってとてもいい練習台ですし、上達してからだって弾いてみると面白いものです。

そもそも、音楽の敷居を大幅に下げて、それまで音楽と全く縁のなかった人にも音楽と触れる機会を与えたことは大きな功績だったでしょう。

TAROさんの音楽が1つの典型として定着したのはやはり氏の演奏がうまいからですし、曲としても優れているからです。