オーディオが作品の価値を変える

わたしは宮崎駿監督の映画が大好きなのですが、今まで質のいいオーディオで見た(聞いた)ことがなかったんです。

おっと、ですがわたしが最近オーディオ機器を購入したわけではないんですよ。

今回、質のいいオーディオで映画を見る機会ができたんです。

そこで『風の谷のナウシカ』を見ました。

するとまさに目からウロコ(耳からウロコ)、監督はこういうことも表現したかったのかと様々な細部が見え、同時に聞こえました。

わたしは確信したのですが、質の良くないオーディオで映画なり音楽なりを聞いているならば、それは作品の半分を見ていないのと同じです。

それくらい、映画には音情報が含まれています。

かといって、マニアのようなすさまじいオーディオを用意しろ、というわけじゃありません。

こう言ったら漠然としていますが、作品の要求する基本的な音がすべて再生できればいいのです。

映画館のような音質で、というのは違いますし、ものすごいサラウンドでというのは好みでしょう。

やはり、ちゃんと作品を「鑑賞」したいのなら、ある程度の出費をしてスピーカーなりヘッドホンなりそろえるべきです。

それ以上の価値が必ずあります。

わたしは今までに見た宮崎作品をすべてもう1度見直そうという気になっています。

自分でも驚きました。

今まで何度も見ていると思っていたのに、実に見落とし、聞き落としというか、作品を捉えられていなかった。

これは非常に悔しいですね。

音の占める情報はとても多いです。

多くの人がこれに気づくといいのですが。