2016年の中秋の名月です。
わたしの家からはときどき見える程度で、ほとんど曇っていました。
その隙を狙って撮った1枚です。
300ミリレンズです。トリミングなし。
月をデジタルカメラで撮るコツは、露出インジケータを大幅にマイナスにふれさせることです。
通常のオートモードで撮ってしまうと、カメラは月を明るく取り過ぎてしまい、月表面の模様をとらえることができません。光りすぎて飛んでしまうのです。
そこでマニュアルモードに変更して、シャッタースピードをこれでもかと速くするのです。
ISOも低めでいいです。低いほどきれいですから。
何枚も撮って調整しながら適切な露出を探し出してください。難しいことではないですよ。
そうでした、大事なことを忘れていました。
三脚を使った方がいいです。必ず使わなければならないというわけではありませんが、例えばVRのついていないレンズなどの場合は手ぶれがきついです。特に望遠レンズになるほど手ぶれはシビアな問題です。
三脚を使って撮影する場合、レリーズケーブルを使うこともおすすめします。せっかく三脚を使ったのにシャッターを手で押しているのでは本末転倒です。セルフタイマーで撮ることもできますが、効率が悪く緊急手段といったところですね。
スマホなどで撮りたい場合は、露出を思いっきりアンダーにするしかないのかなと思います。最低まで下げてみて、いっそのことスポーツモードのようなシャッターの速いモードで撮ってみたらいいかもしれません。
月の撮影はいつでもできますし、天体撮影としては簡単なので入門としてもおすすめできます。同時に奥が深いのでやりがいも大きいですよ。
上の写真の諸元を載せておきたいと思います。