全国的に百貨店の経営が厳しいと聞きました。
これはゆゆしい事態かもしれません。
わたしの地元の百貨店でも悲しいことがありました。
文房具の取り扱いが終わったのです。
確かに、文房具の取り扱いがあること自体が最近の百貨店としては珍しかったのです。
数年前に、パーカーのショップインショップという形になり、舶来高級路線に移行しました。
パーカーのショップインショップは全国でも少ないのだ、と主張していましたが、今考えるとこれが百貨店の文房具の終わりだったのかもしれません。
結果的に、去年の3月末でショップインショップも閉鎖され、文房具の取り扱いはすべてなくなりました。
すべてです。
今まで販売したペンの修理など、そういう責任はどう取るのかと聞きたいのですが、もはやどうしようもありません。
百貨店自体の経営が厳しいのなら、文房具売り場をカットするのは当然の戦略でしょう。
筆記具というのは、ノートが1冊売れても100円そこそこですし、高級ペンが売れても数万円です。
高級ペン自体も、1日に何本も売れるわけではないでしょうから、採算のとれない部署だと言われるのもわかります。
百貨店自体はもともとかなりお値段の高いものを取りそろえているところと言っていいでしょうから、文房具売り場というのは異色なのかもしれません。
とはいえ、もう1回文房具売り場が復活することはないでしょうから、悲しいことですが受け入れるしかありません。
もし、今後デパート自体が倒産するとしたら、大きな損失ですね。
それを避けてほしいと思うのですが、可能なのかどうか。
ネット通販は百貨店にない品揃えで、かつ安くてポイントがついて、便利です。
今まで通りにやっていれば、そもそも百貨店という営業形態が存続できないでしょう。
時代の流れとも言えますが、心配ですね。